日々楽しい田舎暮らしですが、ときに「くわー! もう嫌っ」と思ってしまうことがあります。
草むしりとわたくし
ついこの間、ふと気づいたら庭がクサボーボー(草茫々)。こりゃたいへん。
私は東京都内のアパート暮らしが長く、「いやあ、庭の雑草を抜くのが大変なんですよね」・・・というセリフは言ってみたい気がしていたのですが。
いくらなんでもこれは大変。
言い訳としては
1.忙しかった
2.暑かった
3.昨年、草むしりを一緒にやっていた叔父が就職してしまった
などがあるのですが、とにかく取るしかありません。
よろい(かっぽう着)手甲(アームカバー)脚絆(長靴)に身を固め、武器として蚊取り線香を腰にぶら下げ
一番気をつけたいササやタケを鎌や大はさみで切り倒し、その他丈が延びたものから順にざくざく抜いていきました。2時間やって草の山が3つほどできました。が、まだまだ終わりません。とほほ。
こんなにしてしまって言うのもなんですが、私は案外この草むしりというのは嫌いではありません。無心になれるという点、達成感があるという点ではウォーキングよりよいかな、と思います。
田舎暮らしのまさに<渋み>で、甘くはなくても味わいもあるということで、草むしり。
・・・がんばります。まだまだこれから。
イノシシとわたくし
昨日、夕方6時すぎころ、イノシシの親子に遭遇しました。
我が家のお向かいのお宅の脇に、山につながる細い道が通っています。その道の奥に黒い動物が2匹、私の方を向いて立っていました。一匹は小さかったのでウリ坊のようでした。7、8mくらいしか離れていません。思わず「見なかったことにして」そそくさと自分の家の敷地に入り、家の中へとダッシュ。
これまで家人やご近所の方の目撃証言を聞いていましたが、聞くのと実際に自分で見るのとは大違いです。私は動物が好きですが、えーと、やはり怖かったです。
さっそくインターネットで調べましたところ、イノシシは臆病な動物でこっち(人間)が怖がるのと同様、彼らもこっちを怖がっているらしいということが分かりました。刺激しないこと、出会いがしらに真正面で向き合うようなことになったら落ち着いて道を譲ること、木に登って彼らが姿を消すのを待つことなどが対処方法としてあげられていました。クマは木に登るそうですから、まあ、クマに出くわすよりは・・・
イノシシが人の生活圏に入ってきてしまうのも、もとはと言えば人間が原因な訳ですから「さっさと銃で撃って駆除してほしい」と訴える気にはなりません。少なくとも今のところは。
次、彼女ら(子連れだから♀でしょうね)と出会ったら落ち着いて行動できるように、心がけます。
近所の方に教わりましたが、イノシシはとても利口だそうです。植えてあるイモなどもひとつも残さず掘って食べるし、電気柵をつけてもお尻から入ってしまうし、罠にもかからないとのこと。
私、負けます。勝てません(>_<)。
これも田舎暮らしの<渋み>としましょう。
(記:2015年8月3日)
とうとう本物に出会いましたか!
野生動物による農作物被害はこの房総でも深刻ですね。
僕の住む山武エリアでもハクビシンやタヌキによるトウモロコシなどへの被害は甚大で、毒入りの餌があちこちで使われています。
専業農家の方は「下からはタヌキ、ハクビシン、上からはカラス、キジそして時々頭の黒い動物?」などと言っています。
一昨年、我が家の猫が死んだのはこの駆除剤を食べたためだと近所の方から言われています。
真偽のほどは分かりませんが・・・。
農家にとってこうした被害は捨て置けないものでしょうね。とは言え、「さっさと銃で駆除・・・」という気にいま一つならないのは僕も同じです。
「道ばたでイノシシと遭遇」などということが本当にわが身に起こるとは!
野生動物と人間の生活と、なんとか共存共栄する道はないのでしょうか。
農作物がやられてしまうのはつらいですね。
私たちの社会では食べ物はどちらかといえば余っているので、栽培中の農作物は食べないでほしいのですが・・・
しかし、毒入りの餌をまいて本当に効果があるのでしょうか?