空と海の青が美しい早春の朝、祖母の納骨祭がおこなわれました。
用意のよかった祖母は生前にさっさと自分の墓(敷地)を買い求めており、長男である私の叔父がそこに墓石を建てました。
60年近く前に亡くなった祖母の夫(私の祖父ですね)のお骨を、本家の墓から、新しい祖母の墓に移しました。久しぶりに「夫婦水入らず」といったところでしょうか。
神道のお墓なので墓石には奥都城(おくつき)と書かれています。墓石は海に向かって建ち、悪くない立地です。私の住まいから歩いて5、6分のところにありますので、ときどきは雑草を抜いたり榊をあげたりしようかと思っています。
それにしても神道だと葬儀でも五十日祭(仏教では四十九日)でも、このような納骨祭でもお焼香も線香も使われず玉串を納めるだけです。ごくさっぱりしたもので、これはこれでよいものだと思います。
(記:2015年3月5日)