すわっ!? 捕獲器が盗まれた?!
和田町ねこ倶楽部では捕獲器を所有しているので、飼い主のいない猫に不妊手術を受けさせるために貸してほしいと頼まれることがあります。
もちろんこのような場合、喜んでお貸ししております。
つい先日、南房総市内の某所にて設置するためにお貸ししたところ、
「盗まれた!」
との連絡が。その日の夕方には「見つかった」との連絡も入り、とりあえず盗難は免れました。
設置場所から少し離れた林の奥の、ゴミが不法投棄されている場所に置かれていた、とのことでした。
しかし盗まれたという一報が入ったときは肝が冷えました。
虐待、猫獲り目的など、悪用の恐れがあるからです。
今回捕獲器を設置した場所にいる常連の猫たちで姿を消した子はいない、とお聞きして少しだけ安心しましたが、ほんの数時間の間に通りがかりの子がその捕獲器にかかって連れ去られた、という可能性もなくはありません。
もしかしたら「これに猫(や他の動物)がかかったら可哀想だ」と思ってゴミの不法投棄場所に捨てた人がいたのかもしれませんが…
いずれにしても不勉強で、不用心だったと思い、猛省しました。
・必ず捕獲器をセットする意図、「猫の不妊手術のために置いてあります。触れないでください」と書いた紙を貼る
・設置場所には注意する。不特定少数~多数の人が通る可能性がある場所にセットする場合は、かならず見張る
(※見張りが出来る時間帯のみ設置し、見張れない時間帯は捕獲器を引き上げる)
・チェーンロックをつける
などの対策をとることをご説明の上、こうした対策をとれるかどうか確認した上で貸し出すことにしました。
今回の捕獲器設置については、私のほうで前々からお話を聞いており、設置する方も信頼できる方で、かつ、設置場所についても概要は聞いておりました。
しかし、私のほうで気をつけるべき点について注意を払っておりませんでしたので、責任の所在は私にあると思います。
今回、盗難かも、という連絡が入ったときに慌てて「猫 捕獲器 盗難」というワードでGoogle検索してみたところ、
愛知県の猫の保護活動団体「ハーツ」さんのページがあがってきました。
とても参考になりました。
また、猫獲り対策については「ねこてん」さんの記事が大いに勉強になりました。
実際に活動している方々の知識は経験は本当に役に立ちます。
「猫を助けたい」という思いを持ったら、まずは先輩方から学ぶことが大事だと痛感しました!!
とはいえ、猫たち…猫に限りませんが動物たちがおかれている現状を知る機会があるとしんどいことが多くて「つぶさに知るのは嫌だなあ」というのが本音です。
けれども少なくとも自分がよかれと思ってやったことが猫、動物、人を含めた生命の害になるようではいけません。
ほんの少しのことしかできませんが、活動に関しては慎重に進めていくようにいたします。
(記:2022年9月12日)