南房総界隈ではホソバの生垣が多く見られます。

風薫る五月はとくに清涼な香りがただよって「生垣っていいよなあ」と思います。

春になってから、大家であるところの叔父が「ぴいぴいがらを切らねーばーおいねー」(ぴいぴいがらを切らないといけない)と繰り返し訴えていました。

ホソバの生垣ですが、明るい黄緑のぴいぴいがらの葉が混ざっています。これを平に剪定するのが要諦

店子であるところの私がなんとなしなければなるまいと、生垣の中にがっつり生えている「ぴいぴいがら」(正確にはニシキギ科マサキ)の枝を、ばっつんばっつん切って落としました。

ごめんなさい、ぴいぴいがら

ぴいぴいがらの枝。嗚呼。

しかし、これは大間違いでした(泣)。

叔父が言う「ぴいぴいがらを切る」は生垣のホソバとぴいぴいがらをきちんと平になるように剪定する、という意味でした!

ホソバとぴいぴいがらが、支えあって生垣を形成するもののようです。

がーん! ごめんなさい、ぴいぴいがら。

田舎暮らし初心者、勉強が足りませんでした。久しぶりに「田舎暮らしの渋み」にカウントいたしましょう。

切っちゃったぴいぴいがらは「また枝が伸びてくるじゃないか」と楽観的にとらえていますが大変心配しております。

(記:2017年5月23日)