昨年建てた、母の墓に花を供えました。

お花はこの倍の量を買ったのですが、すぐ近くに母の実家のお墓があるのでそこに半分供えました。それだけ買って310円で、都会で買うおよそ半分の額ではないでしょうか。

南房総は花卉栽培が盛んで、お花が安く手に入ります。本当は庭に花を咲かせて、まめに詣でたいところですが、とりあえずはこれで。

田舎に暮らしますと、そこら辺に野の花が咲いており、あえて部屋に花を飾らなくてもいいかなと思ってしまいます。なんとなく草花が多い中で生活できるのは<旨み>ですね。

虫、雑草も多いですが・・・

海に向かって詣でる感じです

海に向かって詣でる感じです

お墓には「奥津城」と刻みました。神道ではそのように刻むことが多いようです。読み方は「おくつき」です。「奥都城」と書くこともありますが、漢字の読みやすさと、海や川、湖など水辺に建てるときは「津」の字を使うことが多いそうなので、この字にしました。

せっかく建てたお墓なのですが、私が入れるかどうかは今のところ分かりません。

入る可能性があるのは、私の父、私、私の夫です。夫の実家にも立派なお墓があるため、もし夫がそちらに入りたいということであれば、その希望通りにします。私はせっかく建てたお墓ですから、入りたいとは思っていますが、私が夫より先だったら後のことは夫に任せます。

ま、いずれにしても私が最後の一人になりましたら、後を継ぐ人がいませんので墓じまいをして、私自身の身の始末を考え、なるべく周りに迷惑をかけないようにしなければなりません。

一昨年は祖母、昨年は母が亡くなりました。また、ここ数年は、目上のお世話になった方や年上の友人が病気で倒れたり、亡くなったりするのを目の当たりにしました。

私も人生の後半戦にさしかかった訳で、自分がいつかは必ずこの世界に別れを告げて去っていくこと、心身の健康について心配なく過ごせる時間がいつまで続くか分からないことなど、折にふれて考えるようになりました。今から5年ほど前までは、そういったことを考えると不安や恐怖を強く感じましたが、今は「やっぱり、今、生きているこの時間を大切に、楽しく過ごそう」と思うようになりました。

お墓に詣でると「生きている間は生きている間のこと」と感じ、ありがたい気持ちがまさに「有難い」と漢字で感じられ、ありがたいと思います。

また、お墓ネタ書きますヽ(^。^)ノ

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(記:2016年5月28日)